1歳3か月になる娘の断乳が完了したので、その過程を紹介します。
保育園に入る際など、断乳しなくてはならない状況になったり、そろそろ断乳したいなと考えている方の参考になればと思います。
目次
断乳する目安は1歳前後
1歳を過ぎたし、ご飯もしっかりと3食食べられるようになってきたし、そろそろミルクをやめてみようかなと思い、断乳を決めました。
調べてみると、寝る前に哺乳瓶でミルクを飲むと、虫歯になる可能性があることが分かったので、これは早めに断乳したほうが良いと思い、思い立った日から、断乳を始めることにしました。
わが子の状況
1歳3か月になるわが子は、食事の前後やおやつにはミルクは与えていませんでした。
お昼寝や夜の就寝時に、ミルクを哺乳瓶で飲みながら寝ていました。
夜は21時ころに就寝。夜泣きは3回ほどありましたが、ミルクを与えるとすぐに寝ていました。
考えてみると、甘いものを飲みながら眠るなんて、絶対虫歯になりやすいですよね。
ミルクなしの寝かしつけの方法
わが子はこのようなルールで断乳を始めました。
- 昼間はミルクOK
- 夜ごはんをなるべくたくさん食べさせる。
- 水分を十分に摂らせる
- 寝る前にはテレビを消して部屋を暗くする
- 抱っこで揺らして寝かせる
- 一度断乳すると決めたら、泣かれても三日間は頑張って続けてみる
1日目から3日目は根競べ
1日目 1時間半の格闘
「今日で寝る前のミルクは最後だよ」と言い聞かせながら、夕食後にミルクを飲ませました。
お風呂に入ったあと、眠くなってきたようなので、21時ころから寝かしつけスタート。
抱っこで寝かせようとするも、ひどいギャン泣きでなかなか寝ません。寝るどころでははく、この世の終わりであるかのように狂ったように泣きました。
まだ言葉の話せないわが子でしたが、「ミルク欲しいよ欲しいよ」と言いながら泣きじゃくっているように思えて、抱っこしたまま、心身ともにとてもつらかったです。
1時間たっても寝ない。そろそろ抱っこしている腕も限界に近づいてきていました。
「あと10分だけ」と思い頑張っていましたが、あまりにも泣きじゃくるので、のどが渇いて泣いているのかもしれないと思い、湯冷ましを与えようとしました。(食事の時はいつも湯冷ましを与えています。)
しかし、泣きすぎて怒って飲みません。(飲めません。)
私のほうも、精神的に参ってきたので、気が付いたらミルクを作ってしまっていました。
しかし、ミルクをあげても飲みませんでした。
もはや、ミルクが欲しいとかではなく、眠いけれど泣きすぎて寝れない、あるいは不快のわけがわからないのでさらにギャンギャン泣いてしまっている。という状況でした。
寝かしつけてから1時間半たった頃、急に泣く力が弱まり、泣くのも途切れ途切れになってきました。
それから間もなく、泣き声が聞こえなくなり、寝息に変わりました。
力尽きて寝たようでした。そーっとベッドにおろしました。
これで1日目の寝かしつけ完了。
ここまで、1時間半、ギャン泣きしながら暴れるわが子をずっと抱っこしていたので、腕やら背中やら腰が痛かったです。
それから、午前3時に1度起きました。
また、ミルクで寝かせずに、抱っこで寝かせました。
寝かしつけの時と同じ戦いを繰り広げ、1時間半かかって寝かしつけました。
朝は7時ころ起きました。なんとその日は夜泣きが1回のみでした。
それにしても結構大変でしたね。
2日目 引き続き根くらべ、夜泣きゼロの快挙
お昼寝の時は、ミルクで寝せてしまいました。
夜はご飯の後にミルクをストローで飲ませてみました。(栄養補給のために)50mlほどごくごく飲む。飲んで嬉しそうに笑っていました。
その後はお風呂に入り、歯磨きをし、2日目の寝かしつけスタートです。
21時にキックオフ。
1日目と同様に1時間半格闘し、22:30に寝ました。
また1時間半かかりました。
2日目は、昨日は1時間半で寝たので、「1時間半耐えれば寝てくれるから頑張ろう」というように、見当をつけることができたので、気持ち的には1日目よりも楽でした。
この日、なんと初めて一度も起きずに朝の6時まで寝てくれました。
私は出産前以来、連続で8時間程寝ることができました。かなり驚きました。
3日目 1時間の戦い
3日目のお昼寝は、11時に眠いとぐずりだし、抱っこで寝かせました。
いつものようにギャン泣きと格闘しましたが、なんと30分後の11:30眠りに落ちました。
夕食後、お風呂のあとにミルクを3口ほど飲んで、その後与えても飲みませんでした。
3日目の寝かしつけは20:20開始。
1時間ギャン泣きと戦い、21:20に就寝しました。
4:40に泣いて起きましたが、お水を飲ませて、横で寝息をたてながら見守るだけで、段々と鳴き声が小さくなっていき、寝ました。起きてから一度も抱っこはしませんでした。
3日目は、連続で7時間20分寝ました。
4日目から7日目
4日目 抱っこの寝かしつけも慣れてきます
4日目のお昼寝は、12時頃に眠いと泣き出したので、
ベットに連れて行き、抱っこなしの自力で寝かそうとするも、泣いて抱っこをせがんできたので、最終的には抱っこで寝かせました。20分ほどかかりました。
夜は20:05に寝かせ始め、抱っこで寝かしつけをしました。20:50に寝ました。
4日目は6:10まで一度も起きずに寝てくれました!連続で9時間20分寝ました。
このころから私にも変化が
わたしは、今まで(断乳前)は連続で3時間寝れれば良いほうでしたが、断乳開始してからは、連続で6時間~8時間ほど寝れるようになってきたので、体調が良くなってきました。
長く眠れることが、こんなにも幸せと感じたことは今まであったでしょうか。という思いです。
睡眠不足も解消され元気になってきたので、昼間の活動も活発になってきましたし、何より、思考が働くようになりました。
今まで家事もなかなかはかどりませんでしたが、頭の回転が良くなり、先のことを考えながら次々と効率よくこなせるようになりました。この変化には、正直驚きました。
今まで、1日中家事に追われる毎日だったのは、睡眠不足のせいだったんだと感じました。
5日目 寝つきが段々良くなってきました
5日目のお昼寝は、12時頃に眠くなってきたので、抱っこで寝かせました。
15分ほどで寝ました。
夜は20:05くらいに寝かせ始め、20:45に寝ました。
だんだん寝るのも早くなってきました。
この日は夜中12時に泣いて起きました。お水を少し飲んで落ち着いたら、20分後に寝ました。
ミルクを辞めてから、おやつ代わりや、ご飯の後にミルクを与えても全然飲まなくなりました。
そのかわり、ご飯を今までにないくらいの量をモリモリ食べるようになりました。
6日目 ごはんの食べる量がすごい
朝は7:10に起きました。
9:30に子育て支援センターに遊びに行くも、10:30に眠くなってぐずりだす。
帰って来て11:20にお昼寝。抱っこするとすぐに寝ました。
17:30にお腹空いたと泣き出したので、早めに晩ごはん。
たっぷり食べました。普通に1人前食べた後に、旦那のご飯も3分の1ほどたいらげました。ものすごい食べるようになりました。
6日目は、8時に眠くなり、ベッドに行く前に眠くて泣き出しました。
そして、25分ほど抱っこするとすんなり寝ました。
その後、夜中の0:30頃起きましたが、30分ほど抱っこすると、寝ました。
7日目 翌朝起きるのが早すぎる
朝は5時半頃に起きました。もうちょっと寝てくれたら嬉しいのですが。
7日目の夜は21時頃寝ました。20分ほどで寝ました。
2時に1度起きましたが、20分ほどの抱っこで寝かしつけました。
8日目以降
8日目は、7時頃起き、朝ごはんもモリモリ食べました。
昼はずっと元気で1330頃から15:00までお昼寝。
夜ごはんももモリモリ食べて、たくさん遊んで21時頃寝かせました。20分ほど抱っこしたら寝ました。
その後は毎日このような感じです。
良くなったこと
断乳をしてみて、明らかに良くなったことがいくつかあります。
- 夜泣きが減った 3~4回→0~1回
- ごはんを食べる量が増えた
- 虫歯リスクが減った
夜泣きが減った
夜泣きが減ったことが一番大きいですね。そのおかげで母親の私も良く寝れるようになりましたので体調が良くなってきました。
ごはんを食べる量も増えました。
具体的にはこんな感じです。(夜ごはん1回の量)
- 子ども用のごはん茶碗大盛り1杯
- 蒸し野菜(ブロッコリーやアスパラ、ジャガイモ、にんじんなど)50グラムほど
- 肉や魚(たとえば鮭だと切り身1.5切れ)
- きのこ類も大さじ3くらい
わりと多いほうだと思います。作っても作っても食べてしまうので、料理が大変になりました。
虫歯リスクも軽減
寝ながらミルクを飲んだり、夜中に何度もミルクを飲んでいたときに比べると、夜寝る前に歯磨きをしてからミルクを飲むことなく寝るので、間違いなく虫歯になる原因は取り除けられていると思います。
大変だったことは長時間の抱っこ
1時間以上の抱っこは重いしつらい
大変だったことは抱っこしたまま1時間以上ギャン泣きと戦うことです。
じっとしてくれていればまだ楽なのかもしれませんが、激しく泣きながら暴れまくります。
1~2日目は大変でした。特に1日目は、先が見えなかったので心労も大きかったですし。背中や腰や腕の筋肉がすごい疲れます。
今思えば、抱っこひもを使っても良かったかもしれません。
抱っこひもは、持ってはいましたが、日常ではしばらく使っていなかったので、使うという考えに至りませんでした。
また、LaLaCoチェアという、イスに座って抱っこすることによって、楽に寝かしつけることができるというイスもありますので、このような便利アイテムを使ってみるのもおすすめです。
正直、もっと前(0歳前半)に知っていたら、絶対買っていたのに。と思います。
長時間の抱っこは、腰や背中に大変負担になりますので、座ったままバウンドし、揺らすことができるLaLaCoチェアは、0〜1歳のお子さんをもつママにおすすめです。
心がけたことは、抱っこのみで安心させること
抱っこして揺らしながら自分もリラックス
赤ちゃんは、今まで寝るときの授乳やミルクで安心して眠ることができていました。
しかし断乳してしまうと、最初は精神的にうまく落ち着くことができないので、赤ちゃんを抱っこしたりやトントンしたりなどをして安心させてあげることが必要になります。
私が行った方法は、抱っこで揺らしながら、耳元で自分の呼吸音を聞かせることです。できれば、赤ちゃんの寝息に合わせて呼吸をすると安心するようです。
そして、やっと寝たな。と確信してから、100回ほどゆっくり揺らしてからベッドにおろす。この方法で寝かしつけました。
静かになって、寝息をたて始めてからすぐにベッドにおろすと、まだ眠りが浅いため、起きてしまうことがありました。
眠ったと感じてから、しばらくは抱っこをしておいたほうが良かったです。
自分もリラックスして、ゆっくりと呼吸しながら揺らすと、リラックスできます。
逆に、自分がトイレを我慢していたり、のどが渇いていたり、イライラしていたりすると、不思議と赤ちゃんに伝わってなかなか落ち着くことができませんので、
必ず寝かしつけをする親のほうも、しっかりと準備をして、リラックスできる状態にしておくことが必要です。
新たな問題
寝かしつけの時間が短くなったとはいえ、体重が10キロ近い子どもを20分~30分抱っこして揺らし続けるのは、かなり体にこたえます。
腰や背中、腕の疲労がすごいです。
子どもが寝てくれるのは良いのですが、この状態が続くのはさすがにつらい。
子どもは成長して、段々重くなってきますのでなおさら大変になってきます。
抱っこで寝かしつけも近いうちに卒業しなければ。と思います。
まとめ
7日間で、断乳に成功しました。
断乳をすることで、良くなったことは3つあります。
- 夜泣きが減った 3~4回→0~1回
- ごはんを食べる量が増えた
- 虫歯リスクが減った
始める条件は、
離乳食を3食食べれるようになっていること(食事から栄養を摂ることができる)
これが最低限必要と感じました。
断乳しようか迷っている方へ
断乳すると、夜の寝つきがよくなりますので、夜泣きも減り、ぐっと楽になります。
夜泣きの対応でいつも睡眠不足になっている方も、子どもが寝てくれることで、自分もしっかりと寝ることができるようになり、体調が良くなりますのでお勧めです。
また、虫歯になる危険性を減らすことができますので、歯が生えてきて、虫歯の心配が出てきたら、断乳を考えてみるのも良いと思います。
最初はなかなか寝かせるのに時間がかかりますが、上のグラフを見てわかるように、どんどん寝つきがよくなっていきました。
最後に
断乳をしても、はじめはなかなかごはんを食べてくれなかったり、うまくいかなかったりすることもあると思います。
そんな時は、期間を数週間あけてから再チャレンジをするなど、焦らずに断乳を勧められたら良いですね。
今回は以上です。