まず最初に、ミシンを使ってどんなものをつくりたいですか?
この記事では、「ミシンを始めたいけれど、どんなものを買ったらいいのかわからない。」という悩みを解消するために、初心者のためのミシンの選び方を紹介しています。
この記事を書いた筆者は、子どもが生まれたのをきっかけに、ハンドメイドを始めました。
ミシンを購入するときも、書籍を読んだり、インターネットでも徹底的に調べて最終的には楽天で買いました。
子どもが生後3~4か月だったので、なかなかゆっくりとお店に行ってみることができなかったのです。
目次
まずは作りたいものを決める
ミシンには様々なものがありますが、たくさん種類がありすぎて、どんなものを選ぶのか迷うと思います。
今回は、「家庭で小物から洋服まで作る」という目的なので、家庭用の丁度良いミシンを見ていきましょう。
家庭用のミシンはこんなものがあります
電動ミシン
ミシンの動力を足踏みから電動に変えたもの
フットコントローラーで早さを調整します。早いほど強く縫い進められるので、ゆっくりのスピードだと、パワーが弱く、厚い生地を縫うことができません。
安価で購入しやすいです。数千円から1万円程度で購入できます。
家庭用電子ミシン
小物を手作りする程度ならこれでOK。縫い目の調整は自分で。
糸調子や縫い目の調整などをダイヤルなどで自分で設定します。
機種によっては、すべて自動でボタンホールを縫ってくれる機能や、ジグザグ縫いができるものもあります。
バッグやポーチ、エプロンなどの小物などを手づくりしたい方におすすめ。
家庭用コンピュータミシン
ボタン一つで様々な操作ができてパワフル。初心者にもやさしい
コンピュータを内蔵しており、針の上下運動から縫い目の調整などまで全てコンピュータで制御されています。
刺繍や模様縫いなどもできるので、作品の幅を広げたい人や、本格的に洋裁を始めたい人にぴったりです。
液晶画面やタッチパネルがついているものも多くあり、操作が分かりやすく簡単です。
初心者にはどれがいいの?
私は、全くの初心者ですが、刺繍機能の付いたコンピュータミシンを購入しました。
縫うための準備も簡単ですし、液晶画面で操作方法や、エラーを教えてくれるので、かなり使いやすいです。
おすすめする理由をまとめると、
- 自動で糸調子の調整や、縫い目の調整を行ってくれるので、初心者でもきれいに縫うことができる
- 操作が簡単だと作業がスムーズに進む
- 高性能なミシンを使うと、やる気がでる
逆に、電動ミシンや電子ミシンでは、自分でダイヤルを回して糸調子の調整をしたり、急にミシンが止まってしまった場合には、原因を自分で調べたりする必要があるので、時間のロスにつながります。
初心者にあると便利なおすすめの機能
- ニュースレッディングシステム
- 自動糸通し機能
- 簡単下糸巻き、下糸セット
- タッチパネル
- 全自動ボタンホール
1.ニューレッディングシステム
針の位置に関係なく、ミシンについている番号の通りに糸をかけていけば、間違いなく簡単に糸をセットできる機能。
2.自動糸通し機能
レバーひとつで針に糸を通してくれる機能。早くて確実で簡単。
時間がかからないのでストレスがありません。
3.自動糸調子機能
自動で上糸と下糸の張りのバランスを取ってくれる機能。
4.簡単下糸巻き、下糸セット
下糸を巻くのが簡単。自動で止まってくれる。
下糸をセットするのも、ガイドに合わせて糸をかければ簡単にできる。
5.タッチパネル(液晶画面)
操作方法を教えてくれたり、縫い目の種類や幅、間隔などをタッチパネルで選択できる。
また、エラーメッセージも出るので、何が悪いのか、どこに異常があるのかを教えてくれるので、初心者にもあると便利。
縫い目の選択だけでなく、縫い目にあった押さえも教えてくれます。
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メーカーによってもこんな特徴があります
シンガー
創業160年のアメリカの世界最大のミシンメーカーです。高性能なコンピュータ制御の自動糸調子機能のついたミシンがそろっています。
静音設計のミシンがあり、赤ちゃんやこども、家族がいるときに、あまり音を立てたくない方におすすめです。
ジャノメ
家庭用ミシンのシェアが世界一位です。日本で大正10年に設立された、日本のメーカーです。
初心者から上級者まで、幅広く使いやすい機種がたくさんあります。
ブラザー
時代のニーズに合わせて最新のテクノロジーを取り入れた機種が豊富です。デザインもおしゃれ。
また、ほかのメーカーに比べて刺繍機能にも力を入れています。刺繍ソフトも豊富にあります。
ですが、人気商品だったので、現在では売り切れていることがあります。
こちらFE1000に一番近い上位機種のparieもおすすめです。
JUKI(ジューキ)
もともと工業用として使われることが多いミシンメーカーです。
なんと世界中の工業用ミシンの4割以上がJUKIのミシンです。
工業用のミシンがべースなので、効率のよい操作性やパワーを備えた機種は、上級者からも好評です。
ロックミシンってなに?必要??答え:要りません
出典:amazon
ロックミシンとは、布の裁ち目をきれいに処理してくれるミシンです。
複数の糸で縫うので、ほどけにくく丈夫に仕上がります。
既製品の服の布端を見てみると、しっかりとした網み目のような縫い目で縫ってありますよね。この縫い目を縫えるのがロックミシンです。
初心者にも必要かどうかですが、答えは要らないです。
家庭用のミシンには、ジグザグ縫いという縫い目の機能があります。この機能で裁ち目を縫えば、布がほつれるのを防ぐことができます。
ハンドメイドの洋服を作る際も、このジグザグ縫いで充分と言えます。
ハンドメイドの本に載っている作り方でも、ジグザグ縫いで仕上がるものがほとんどなので、必要はないですね。
作りたいものによって選びましょう
小物づくりをしたいならこれ
ブラザーのミシンです。縫うまでの準備が簡単にできる機能があります。
楽天やAmazonで人気。口コミも多く、初心者にも使いやすいとの声が多数のようです。
初心者でベビー服を作りたいならこれ
シンガーの「モナミヌウ」シリーズの人気商品です。
自動糸切機能や、薄い生地を縫う際に使える、押さえ圧調整機能も付いています。
保育園や幼稚園で使う小物に刺繍で名前を入れたいならこれ
刺繍機能に力を入れているブラザーのミシンです。
少しお値段ははりますが、刺繍の種類が豊富ですし、液晶画面のパッチパネルなので、かなり操作しやすいです。
まとめ
今回はこれからミシン買って洋裁を始める人のために、ミシンの選び方についてご紹介しました。
まず、作りたいものをはっきりと決めてから機能や値段を吟味しましょう。
待ってください。
小物が作れるようになったら、次は何が作りたいでしょうか?
最初に作りたいものを遠慮して選ばずに、最終的に作りたいものをしっかり考えて決めると良いと思います。
そうすると、迷わず、
- このくらいの機能が必要
- 初心者にも使いやすそうなものやメーカー
- 大きさ、値段
このように絞っていけますね。
繰り返しになりますが、まず最初は、いま、ではなく、最終的な作りたいものを決めて、そこから絞っていくと迷わず決められますよ^_^
補足:どうしても迷って決められないとき
機能や特徴や値段を比べても、最後の最後で、なかなか決められない。
ということは十分に考えられます。
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